和菓子のルーツめぐり〜長く愛される「人気商品」をつくる秘密は…

一個300円以上するけれど、
微妙においしくないさくら餅を食べたのがきっかけでw(←最近そういうのよくあるw)

「おいしいさくら餅が食べたい!」

と、仕事ついでに、
少し足を伸ばしてみました。

ちなみに、わたしの好みは、
「関東風」です。

小さい頃、道明寺は知らず、
とにかく薄皮のさくら餅が大好物でした。

押上駅から15分くらい歩いて着いたのは、こちら。

長命寺 桜もち 山本や

なんと、関東風(江戸風)のさくら餅、発祥のお店

一年中さくら餅が食べられるお店です。

お茶とさくら餅1個で350円。
店内でいただきます。

さくら餅1個に、桜の葉が3枚!!!

さくら餅の由来

そもそも、
こちらのお店の創業者である山本新六さん。

もともと、
隅田川沿いにある長命寺で門番をしていたらしいのですが、

桜の葉っぱがたくさん落ちるのに悩まされて、
その葉っぱを樽の中に塩漬けにしたのがきっかけだそう!!

その葉っぱで、
お餅を包んで販売したら、
お花見のお客さんに喜ばれたそうです。

桜の葉は、香り付けと、乾燥防止のためについているので、
外して食べるのがお店の推奨です。

お味は?

もっちりしているけど、
歯切れがよく、甘さのない薄皮がおいしい。

なにより、桜の葉の香りが、
ふんわり広がって、それもまたいい・・・

お土産に買ったものの
原材料表示も非常にシンプル。
(添加物は葉っぱの保存用だと思う)

関東風のさくら餅って、
もともとコレだったのね。

長く愛される理由

結局、

「そもそもなんでそれができたのか」
っていう原点には、

何か不便を解消するとか、
誰かに喜んでもらうとか、
そういうアイデアがつまってるんだな、って。

そして、
その「原点」を大事にしているお店は、
本当に長く愛されているなーと思ったのでした。

夫も「おいしい!」と喜んでました。

コンビニやスーパーを見れば、
さくら餅4個250円とかで買える世の中ではあるけれど、

さくら餅1個300円を喜んで買う人がいるのは、
やっぱりその原点から続く「こだわり」を感じるからじゃないかなーなんてことも思ったのでした。

そこから変わっていないこだわりが、
「商品」から伝わってくるって、
なんだかとても嬉しい気持ちになるのですよね。

言問団子にも訪問

すぐ近くにあるのが、
これまた有名な言問団子(ことといだんご)。

向島 言問団子

この表示だけで、
おいしそうw

店内で・・・とお伝えすると、
「お待ちください」と。

注文してないのに、
こちらのお団子セットが運ばれてきました。
(そういうシステムらしいw まるで亀戸餃子w)

おそらく、一般的な和菓子よりも、
甘さを控えたあんこに包まれてて、

しかもそのあんこがなめらかでとても美味しい。

中にお餅が入ってるんですが、
それもまた絶妙です。

買う予定なかったのですが、
「白餡」がもう本当においしくて、
最小単位でお土産も購入。

青梅を模した味噌餡には、
ちょっとした驚きもあって、
それもまたいいですねー。

春、桜の咲く時期のお散歩コースには、
最高ですね!!!

さいごに

元祖とか、老舗といえど、

正直、こだわりが伝わってくるかどうかは、
お店によってまちまちです。

前に、江戸時代から続く伝統のタレ!!

っていうお煎餅に、アミノ酸等って書いてあって、
がっかりしたのだけれども、

実際の商品と、掲げていることが、
一致していてはじめて、伝わるものがある気がするんです。

「言行一致」

ってまさにそれだなーと。

私自身も、仕事をしていく時に、
伝えていることと自分自身の行動が一致している状態でありたい。

そこだけは、こだわっていきたいと思ったのでした。