嘘をつけないひとが軽やかに生きるコツ〜わたしのアイデンティティ

嘘をつく、と一言で言っても、実はとっても深いものがあります。

まずは、自分につく嘘自分以外につく嘘の両方がありますね。

今日お話しするのは、
自分以外につく嘘についてですが、
結果的にそれが自分に嘘をつかないことにつながってます。

早い話が、
良いと思わないものを良いとは言えない
美味しいと思わないものを美味しいとは言えない
好きじゃないひとに好きとは言えない
会いたくないひとに会いたいとは言えない
泣きたい時に笑えない

だいたいこんな感じですw

ちなみに・・・わたしが「嘘をつかないで生きよう」と決めたのは、
わたしは嘘をつけない人間だ」ということに気づいちゃったからですw

嘘が必要なときもある

そんなことは、昔からよく言われてますが、
たしかに学生〜会社員という経験を経て、
色々な組織に自分が所属したり、
仕事でも数えきれないほどたくさんの企業さまと関わる中で、
よーーーーーーくわかっていて。

要領よく立ち回ったり、
その場を丸くおさめたり、
なによりも和を大事にする、ってことを否定するつもりはないです。
組織によっては、嘘や秘密がなければ、うまく機能しない場合もあるのかと。

でも・・・
わたしもそうやろうと思ったけどできないし続かない。
やってみたところで辛いしんどい、もうやりたくない。

結果、わたしには嘘がつけない、ってわかっただけですw

その昔・・・
大学生の頃に3年間バイオリンやビオラ、チェロなどの弦楽器を販売していました。
(私も楽器を弾いていたので)

学生のバイトとしては数万円〜数百万、
中には一千万円を超えるものなど高額な商品を扱っていたと思います。

お店として利益率の高い商品と、低い商品、なるべく早く在庫から無くしたい商品など、
事情は色々あります。

中には、売りたい商品良い商品だと力説したり、
自分が試しに弾くときに、売りたくない商品はわざと下手に弾いたりして、
初心者さんに売る、といった店員さんもいたのですが、
わたしにはどーーーーーしてもそういうことができなくてw

無理やりお客さんを横取りする人とかもいてw

え、大人になるってこういうことなん?

って思った時期もありました。

でも、わたしにはできないw
というか、そんなことをしていたら自分が嫌いになってしまう。

だから、途中で路線変更したのです。

それは、
嘘をつけないなら、嘘をつかなくていい接客をすればいい
ということです。

裏事情はとのかく、
その時の私に必要だったことは、
嘘つけないし、やりたいようにやるかーーーー!」と腹をくくるだけでした。

そもそもアルバイトだったので、
楽器が売れても売れなくても、時給変わんないしw

だったら、嘘ついて自分のことを嫌いになるより、
他の店員さんや店長に嫌われた方が良い。

そんなわけで、
言わなくて良いことはもちろん言わないけど、
基本は全部素のままで接客

なんなら、
バイオリン上手じゃないな、って思っちゃうお客さんが「どや!!!」って弾いても、
「素敵な音色ですねー❤️」とか言わないしw

笑顔はつくりますけどねw

そんなわけで、
嘘をつけない、というより、嘘をつきたくないからつかない!と決めたら、
まぁ、接客が楽しいっ!!

不思議と、
「鹿沼さんから買いたい」と言ってくださるお客さんも増えてきて、
アルバイトなのに数百万の楽器とかも売ってました。

今思えば・・・
「お客さんはそんなにバカじゃない」ってことなんですよね。
嘘ついたら、わかるひとにはわかるよ、っていう。

だから・・・
もし、
「嘘をつかないと人付き合いが成立しなくて」
「嘘をつかないと売り上げが上がらなくてしんどい・・・」って人がいたら、

それは、
あのひとに嫌われるのが怖い」ってだけなのかもしれません。

このスタンスは今でも変わっていなくて。

かっこつけることくらいはあるかもですけどw
嘘はつけないのですよね。

自分が美味しいって感じるものじゃないと美味しいって言わないし、
自分が良いと思っているものじゃないと誰にも勧めない

これは徹底しています。

そうすると・・・
自然とそういうわたしの方が良い、というひとたちとつながっていったりする。

嘘をついて自分を嫌いになる。
嘘をつかないと好かれない人に嘘をついて好かれる。

わたしは、どっちも望んでいない。

それにね・・・
これからの時代は、
どんな言葉か」よりも、
誰の言葉か」が大事な時代だと思うのです。

少し前のビジネス書を読めば、
「誰が正しいかじゃなくて、何が正しいかが大事」って書いてあるけど。

きっと時代は移り変わってる・・・

たとえばレシピひとつでも、
たくさんある。もう、腐るほどある。

だけど、わたしが実際に作ってみようと思うのは、
この人のレシピだから」ってところなのです。

聡美さんのレシピだからつくってみました

って言ってもらえるように、
また、そう言ってくれるひととつながっていけるように、
わたしが自分で弱みだと思っていた
「嘘がつけない」という特性を存分に生かして、
お仕事も人付き合いもしていきたいなぁと思います♪

嘘つかなくても、しあわせに生きる生き方もちゃんとありますよ。