口に入れて何秒でおいしい?〜おいしいの基準の違い

食事を変える前も変えた後も、実はわたし・・・ずっと「おいしいもの」しか食べていません。

でも、食べているものは、びっくりするくらい変わっているのですよね。。

それってどういうことか、というと、
おいしいの基準が異なるのです。

わかりやすくいえば、
口に入れて1秒で「おいしい!!」ってなるおいしさと、
口に入れてよく噛んだり、味わったりしてから「おいしい・・・」ってなるおいしさは、全然別物だったりします。

食や食材について、本当の意味で見直す前は、
からだに良いものっておいしくない」ってイメージがどこかにあったのです。

実際、ベジとかマクロビ、オーガニック系のお店に行ったときに、
「あぁ、やっぱりおいしくない・・・」って思ったこともありました。

でも、その理由は今なら明確で。

無意識でジャンキーな生活をしていたことで、
味わってわかる素材のおいしさを感じない舌になっていたのですよね。

そして、舌もそうですが、
味わう、
よく噛む、
ということを忘れていました。

味わっている気になっていたのですよね。

口に入れてすぐに感じる、
化学調味料やたくさんの油や白砂糖や人工甘味料などの強い刺激を「おいしい!!」と感じていたのでした。

化学調味料を使うと、塩分がまろやかに感じるようになるので、
気づかないうちに塩分もたくさんとっていたりもして、繊細な味を感じられなくなっていました

もちろん、ベジとかマクロビやオーガニックだからといって、おいしいとは全然限らなくて、
そのお店が本当においしくないこともあるのですけどw

改めて行ってみて、
「おいしいなぁ」と思うこともあったりします。

味わうことを忘れていると、
口に入れてよく噛んだり、味わったりしてから「おいしい・・・」ってなるおいしさを大事にしているお店のおいしさを
感じ取れなかったりします。

「味が薄い」とか、
「物足りない」とか・・・

で、「優しい味ですね」みたいな感じになるwww
(優しい味って、褒め言葉のようになってますけど、わたしはあまりそう思ってないですw)

「うま!!!」じゃなくて、
「・・・おいしい。」っていう美味しいがわかるようになると、
自然と「おいしいものを食べていれば心身ともに健康」ってところにシフトしていきます。


今日の朝ごはんは、味付けは塩だけで、しっかり美味しいスープ。

旨味がたっぷりというのもあるけど、
骨や骨周りから栄養もたっぷり溶け出しているスープは、
鉄分が豊富なこともあって本当においしく感じます。

わたしは、
からだによい素材をちゃんとおいしく食べることがとっても大事だと思っていて。

実際、素材の味がよかったとしても、
味が薄ければ薄いで、それは適切な塩分量じゃなかったり、平たい味で深みや広がりがなかったりするので、
なんらか味が決まってないだけだったりします。

講座でも、なんどもお伝えしていることですが、
おいしくないと本気で続かないのです。

「・・・おいしい。」を感じ取れるようになること、
そして本当の意味で食材を生かしたおいしさを感じられる料理をつくっていくこと。

それを通じて、
毎日の食事が安心で楽しくて、
こころとからだがより豊かに過ごしていただけるように、
わたしにできることをしていきたいなぁと思いました。