「ぐりとぐら」のカステラを厳選素材でつくろう!〜グルテンフリー、ノンオイル、乳製品不使用

「ぐりとぐらのカステラが食べたい!」

なんて、お子さんに言われたことがあるお母さん、いらっしゃるのではないでしょうか?

💡YouTubeに作り方動画をアップしました💡

以下から、どうぞ!!

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みんな大好きぐりとぐら


福音館書店 ぐりとぐら より

いまだに大人気の超ロングセラー絵本「ぐりとぐら」(福音館書店)

なんと!すでに50周年だそうです!!

お料理好きのふたごの野ネズミ「ぐりとぐら」

ふたりが巨大なたまごをみつけて、
カステラをつくるストーリーは、大人が読んでいてもおいしそう・・・

わたしは、
「しろくまちゃんのほっとけーき」を小さい頃に読んで憧れたものですが、
こういった絵本の食べ物って、
とっても魅力的に見えますよね。

子どものためにつくるなら・・・

とはいえ、こういったカステラやパンケーキのほとんどのレシピは、
お砂糖たっぷり、小麦粉やオイル、牛乳などを使っています。

たっぷりの砂糖や、小麦粉、乳製品を使ったおやつは、
年に2〜3回の特別な日ならまだしも、日常的にお子さんに食べてもらうことを考えると考えものです。

なにより子どものからだをつくるおやつをせっかく手作りするなら、
もっとからだに良くて、しかもおいしいものを作って欲しい・・・

だったら・・・

わたしがからだにうれしいレシピを考えよう!

と思い立ち、少し前から試作をしていました。

からだに良いのはもちろんのこと、
簡単で、おいしくて、しかも見た目もおいしそうなものが良い・・・

ということで、わたしは腸粘膜に影響を与えないグルテンフリー仕様で、
平飼いたまごの比率を増やして、タンパク質たっぷり!

糖分を通常のレシピの半分以下に抑え、乳製品も豆乳もゼロ!

しかもノンオイルのレシピにしました!!

密かに何度も試作して、今朝やっと完成しました😂

こどもに良いものは大人にも良い

これ…大人が食べてもめちゃくちゃおいしい✨

ふんわり軽やかだけど、しっとりなめらか〜で上品な食感。

あえてちぎって食べるのがおすすめです!

素材が良いから、香りもお味も最高・・・

ノンオイルで作っているので、ほんの少しおいしいバターを乗せて食べても美味です♪

糖分も減らしてるのに、ちょいと工夫してるから、ちゃんと甘く感じます😍

なのに簡単!!
 

一に素材、二に素材

おいしいカステラをつくるには、
素材がなにより大事です。

このカステラにおいて大事なのは、
たまごみりん!!

たまごは、できる限り「平飼いたまご」もしくは「有精卵」を使いましょう。

鶏の育った環境と餌で、たまごの味は大きく変わります。

殻が茶色とか、黄身がオレンジとか、何らかの栄養が強化されているとか、そういうことではないのです。

にわとりがにわとりらしく、
のびのびと育ち、たまごを生んでいること・・・

それがとても大事なのです。

※こちらの動画安心!美味しい!卵の選び方もご覧ください。

こういったたまごを選ぶことは、栄養面ではもちろん、
これから先、こういった自然な養鶏場が残っていけるかどうか?

にもつながると思っています。

キーワードは、
平飼い、有精卵。
飼料はNON-GMO(非遺伝子組み換え)、P.H.F(収穫後農薬=ポストハーベスト不使用)です。

ちなみに・・・メレンゲに砂糖を入れるのは、しっかりと膨らみを出すためです。

使わないとこの仕上がりにならないので、ここは少量ですが、お砂糖を使いましょう。

メレンゲつくるなら、ハンドブレンダー必須。
我が家はもう何年もコレだけ。

味の決め手は「みりん」


三州三河みりんHPより

みりんは、味わいがひろがる「本みりん」を使いましょう。

これだけで、お砂糖を使う量が半分以下にできます。

なぜなら、みりんには、「甘さ」以外にも旨味があり、
上品に味を広げてくれるからです。

みりんを入れるか入れないかで、カステラの味が大きく変わります。

お料理でも、もちろん同じことが言えます。

人工的にみりんの味を再現したみりん風調味料では、これはとても再現できません。

ぜひ、本物のみりんを使って、おいしく作ってくださいね。

メープルシロップを使うのも同じ理由。
白砂糖を使うのとは、味の広がり方が違います。

我が家のメープルはずっとこれ。
料理教室とかでも使うので、大きい方買ってます。

これまたホットケーキシロップは使わないでくださいませ・・・
あれもまた、人工的にメープルシロップの味っぽくしたもので、メープルシロップとは全く異なるものです。

ちなみに・・・米粉だけではなく、片栗粉を使っているのは、
もっちり食感を出すためです。

米粉は種類によって、硬さ、粘り気などが異なるので、
作ってみて調整してくださいね。

おすすめはこれ。

ミズホチカラのパン用は、使いやすくて良い。

普段はこっち買ってる。結構たくさん使うので。(試作とか)

オーブンでもフライパンでも

材料さえ揃えれば、作るのはとっても簡単。

焼くのは、蓋つきフライパンでもオーブンでもどちらでもOK!

でも、実はフライパンよりもオーブンの方が、おいしそうに失敗なく焼けます。

なにより、お母さんが子育てや家事の合間で目を離しても大丈夫なので、色々な意味で安心です。

「おいしそうに」というのは、上面に焼き目をつけるのなら、オーブンが得意だからです。

焦げる心配、ひっくり返すのに失敗することもないので、わたしはオーブン推奨。

オーブンは忙しいひとの味方です♪

というわけで・・・どこまでもわたしのこだわりと小技の塊な一品。

大人もこどももうれしい、このおいしさ、
そして絵本の世界を再現する楽しさをみなさんで味わってくださいね!!


グルテンフリーぐりとぐらのカステラレシピ

3~4人分(直径19cm、高さ4cmの耐熱皿1つ分)

材料

  • 平飼いたまご 3個
  • きび糖(もしくは甜菜糖やココナッツシュガー) 10g
  • 米粉 50g(米粉パン用の100%米粉のみもの→ミズホチカラがおすすめ)
  • 片栗粉 10g
  • メープルシロップ 25g
  • 本みりん 15g 

道具

  • ボウル
  • 泡立て器(できれば電動)
  • 耐熱皿(フライパンでも可:直径19cm、高さ4cmの耐熱皿1つ分)
  • ゴムベラ
  • オーブン
  • 電子スケール

つくり方

  1. たまごを卵黄と卵白に分けて別のボウルに入れる
  2. 卵白にきび糖を入れて電動泡立て器でツノが少し垂れるくらいのメレンゲにする
  3. 卵黄の方に米粉、片栗粉、メープルシロップ、本みりんを入れて混ぜる
  4. メレンゲの泡をつぶさないように、ひとつに合わせて混ぜる
  5. 耐熱皿に入れて平らにする
  6. 170度に余熱したオーブンで25分焼いて完成

※冷蔵庫から出したばかりのたまごを使いましょう。
※オーブンの温度はオーブンによってまちまちです。焦げないように、またきちんと火が通るように調整して焼いてください。
※中が生焼けになっていないかどうかは、竹串を刺して確認してください。
※フライパンで作る場合は、蓋をして弱火でじっくり蒸し焼きにしましょう。

聡美のおすすめリスト

●米粉。パン用の方がおいしくできる。

●味の決め手!みりんはコレ。

●メープルシロップはいつもコレ。

●電子スケールは、はじめから0.1gまで測れるものを買うべし。

●ハンドブレンダーは、とりあえずコレさえあればなんとかなる。