健康的なお子さんは、
本物の味がわかります。
甘いものや、ジャンキーなものばかり食べたがる、という場合は、
亜鉛が足りなくて味覚が弱くなってたり、
糖質しかエネルギーにできない理由があったりします。
日々の家族のご飯について考えるのは、
なかなか骨が折れる・・・というお声も結構多いですが、
実はそんなに難しいことではありません。
これは揚げない唐揚げ。
情報はたくさんあれど、
基本さえ押さえてしまえば、
ああした方が良い、
こうした方が良い、ということは、
実際はそんなに多くないのです。
(このあたりは、これまでの記事にいろいろ書いてきましたね。)
それよりも、わたしが、
親が子どもの食事を考える時、
大事だと考えているのが、
「大人は良いけど、子どもはダメ」
と、やらないことです。
お酒なんかは別として、
親がジャンキーなものや甘いもの食べてるのに、
子どもには「我慢させてる」という構図になってないか?
ということです。
大人でも、子供でも、
我慢したことや、
抑圧した感情は、必ずなんらかの形で出てきます。
なくなることはないのです。
何かを制限するダイエットに失敗する人が多いのは、
これが理由です。
「自分にできないことを人にさせようとしない」
という、基本的なところ。
(これは、わたしがお客さんに接する時でも同じように考えてます)
子どものご飯を見直したいのであれば、
まずは、大人がちゃんとおいしいと思うご飯を食べることがスタートです。
ほとんどの大人は、たいして美味しくないものでも、
「栄養になるから」
「からだに良いらしいから」
という理由で、
頭で考えて美味しく感じてしまう可能性もあるのですが、
このあたり、子供は正直なので(笑
そういうわけにはいかないだけのです。
本当においしい!って思えば、
食べさせてもらえなくても、
自分から手が出ます。
「食べたい!」と食欲が湧きます。
実際、お子さんのいらっしゃるお客様でも、
「この間、健康志向の方からいただいたヘルシーなお菓子、
子どもがまずいって言って食べなかったりしたんですよ(笑
たしかに、ヘルシーなんですけどね。
でも、本当においしい!って思うものだと、ヘルシーでもなんでも、自分から食べるんです。
あぁ、子どもってほんと正直だなーって。」
なんておっしゃってました。
ちなみに・・・
本当のヘルシーって、
カロリーが低いことでも、消化しやすいとかでもなく、
「おいしくて栄養たっぷり」ってことです。
「ヘルシー=物足りない」ってのは、ちょっと違うかなーと思います。
人って、
本当に栄養のあるおいしいもの食べたら、
そっちにいくものですから・・・
これは、大人も子どもも同じですね!!
難しいことは、ないのですよ。