果物はからだを冷やすのか?〜薬膳の「根拠」について考える

実家で採れた、
無農薬キウイの薬膳酒を漬け込み中・・・


こちらは、わたしが普段つくる薬膳酒と違って、ちょいと時間がかかるので、気長に待ちます。

なぜ、キウイなのに薬膳酒?と思われるかもしれませんが、
実は、キウイって乾燥させて「獼猴桃(とうびこう)」という生薬として使われていたりします。

むくみや、解熱に良いといわれていますが、
まさにキウイの「冷やす」特性や、豊富な「カリウム」でナトリウムを排出する特性そのままを活用している感じですね。


南国のフルーツはからだを冷やす?


いきなりですが、皆さんは、
「なぜ、南国のフルーツがからだを冷やすと言われているのか?」って不思議に思いませんか?

マクロビオティックでも、薬膳でも、
「そういうもの」として学ぶのですが、

陰性だから、陽性だから、
といわれても、いまいち納得できないですよね。

ええ、わたしはできませんwww

なんというか・・・せっかくの素晴らしい考え方である「薬膳」が、
いまいち現代で浸透していないのって、このあたりもあるのかなぁと思うのです。

 論理的に考える人にとっては、納得感が薄いのです。


カリウムと利尿作用


とはいえ、わたしなりにも色々理解しようと、薬膳を読み解くための勉強しております。

というわけで、わたしがなんとなく納得している、果物が身体を冷やす理由の一つは、

カリウム豊富な食べ物は、その利尿作用から、尿を出すのと一緒に身体から熱を奪う

というもの。

確かに、「寒性」(からだを冷やす、熱を冷ます性質)に分類される果物は、総じてカリウムが豊富です。

果物だと、カリウムの多い、スイカやバナナ、柿、キウイは寒性ですし、
野菜だと、やはりカリウムの多い、トマトや冬瓜、ゴーヤも寒性に分類されていたりします。

なんとなく、「利尿作用」というのは理解できる気がしますね。

なにより、その時の体調や季節によってではありますが、
基本的に食べ過ぎなければ、それは悪いことではありません。


鎮静効果で炎症を和らげる


もう一つは、

何らかの「鎮静効果」がある食べ物は、からだの余分な熱を冷ます

というもの。

たとえば、アルコールを分解する酵素を含む「柿」は冷やす果物として有名ですね。

他にも、
ミントやハッカは、痛みや腫れなどの炎症を抑えてくれますし、
ゆずは咳や痰などを出して、デトックスを促進するサポートをしてくれます。


根拠がわかると納得できる!


他にも、一体何が「寒性」として働いているのか、よくわからない食材も多いのと、
いまいちしっくり来ない部分も多いので、色々調べ中です!

前述の通り、「南国のフルーツだから冷やす」というだけだと、やはりわたしは納得できませぬw

とはいえ、サーモメーターで食後の体温を測るような実験をしているのはよく見ますが、
それは、すごく短期的なものなので、細胞が入れ替わるレベルで見たときには、逆に納得感がないと思っています。

知識は納得してこそ、活かせると思っているので、
このあたりは随時発信していきますね!

もちろん、冷蔵庫で冷やしたフルーツや、
凍らせたバナナを冷たい牛乳や豆乳とスムージーなどにして朝から飲んだら、そりゃ冷えるよなーって感じですが😅

純粋に、「火を通す」「温める」ことで、この「冷やす性質」は緩和されるとも言われていて。

それはそれで、納得できますね。


◯◯は確かに冷やしそう


ちなみに・・・
薬膳において、からだを冷やす代表は、「白砂糖」です。

これが冷やす理由は明確で、白砂糖は血糖値を乱高下させるので、最終的に低血糖になり、その結果、血糖値を上げようとアドレナリンが出ることで交感神経が優位になり、血管が収縮して血流が末端までいかなくなり冷える、というもの。

ちなみに、黒砂糖は「温性」です。

薬膳をより納得して生かしていただくために、さらに色々学んでいきますっ。


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