「なんだか夏バテ気味で・・・」
っておっしゃる方が増えてきたり、
梅雨に入ってから、体調を崩す方が増えてきました。
ですが・・・
あれ?まだ夏じゃないですよー。
じゃあ、なんで夏バテ?ということで、
梅雨バテしている場合、考えられる原因を3つご紹介します!!!
原因その1:◯◯が悪い人は、梅雨にバテやすい!
日本独特の気候である「梅雨」ですが、
この時期には、いわゆる湿気が身体に入ることで、さまざまな不調をきたすといわれており、
それを薬膳では「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿気が多いことで、かけるはずの汗をかきにくくなり、水分代謝がうまくいかないのです。
すると、体内の水分だけでなく、老廃物もたまりやすくなることで、今度は血流が悪くなります。
それによって、気血水のめぐりが悪くなり、酸素や栄養が身体にいきわたらず、
疲労感、頭痛、むくみなど様々な不調をきたしやすくなります。
そのため、普段から気血水のめぐりが悪いひとは、梅雨は特に体調を壊しやすいのです。
つまりは、「血流が悪い人は梅雨にバテやすい」
大事なのは、日頃から血流をよくする、貧血を改善することですが、
「梅雨どきこそ湯船に入る(血流をよくする)」
「深い呼吸をして、気を巡らせる」
というのを心がけるだけでも、結構違いますよ。
もちろん、血液の材料であるタンパク質や、鉄をきちんと吸収できるように、
腸内環境を整えることも非常に大事です!!
小麦、砂糖、乳製品を控えるというのも大事。
原因その2:◯◯◯◯◯が崩れて鬱っぽくなる!
梅雨場には、雨が多く、日照時間が短くなります。
すると、朝日を浴びることが少なくなります。
それによって、朝日を浴びることでつくられる「メラトニン」というホルモンが作られにくくなります。
メラトニンは、睡眠に必要なホルモンであり、
朝日を浴びておくと、夜に分泌量が増えて、自然と睡眠に導入できます。
そのため、梅雨場は、睡眠リズムが崩れてしまう方が多いのです。
さらには、メラトニンはセロトニンの前駆体でもあるので、
メラトニンが減れば幸せホルモンであるセロトニンも減ってしまうので、
イライラしたり気分が落ち込むなどの不調にもつながります。
朝起きたら、雨でも、曇っていてもカーテンを開けること、
そして、夜は照明を暗くする、など、体内時計を整えるためにできることからやってみましょう。
(できれば、梅雨以外でも、それをやっておくことが大事です。)
夜、お風呂に入る時の照明を暗くするのもおすすめです!!
深い呼吸は、副交感神経を優位にしますので、瞑想や深呼吸を取り入れるのも良いですね。
もちろん、ホルモンの材料は、タンパク質なので、良質なタンパク質をとることも大事だし、
タンパク質を吸収できるような腸内環境が大事なのは、いわずもがな。
原因その3:◯◯疲労で、梅雨の不調&憂鬱さ倍増!!!
梅雨の時期には、気圧の変化が激しくなります。天気がコロコロ変わるのと同時に、気圧も大きく変化します。
わたしたちの身体は、気圧の変化に対して、対応できるように身体を調整するホルモンであるコルチゾールを出すことで、恒常性(ホメオスタシス)を保っています。
ですが、このコルチゾールを出している臓器である「副腎」が疲れてしまっていると、
気圧の変化に対応することができず、だるさ、頭痛、むくみ、食欲不振、胃腸の不調などが出てきます。
そこで、カフェインや甘いものを足すことで、なんとか動こうとしてしまうと、
今度は副腎からアドレナリンが出て、一時的には動けるものの、
その後さらに副腎を疲労させることになります(汗
まずは、カフェインや砂糖、小麦、乳製品、加工食品を避けましょう。
(どれも、血糖値を一気に上昇させたり、さらに副腎を疲れさせたりします。)
特にカフェインは、疲労している副腎を痛めつけることにつながりますので、
健康に不安があるのであれば、できる限り避けることが大事です。
その上で、根本となるストレスをできる限り取り除くことが大事です。
副腎を癒すために、ビタミンCをしっかりと補給することも必要です。
副腎疲労についてはこちら。
↓↓↓↓↓
それって副腎疲労かもよ?〜意外と知られていない「こころとからだの関係性」
ご紹介したことは、
もちろん、どれも一朝一夕でどうにかなるようなものではありません。
だからこそ、日頃からのメンテナンスや食養生がとっても大事なのです。
梅雨にバテる、夏にバテる、季節の変わり目で体調を崩す。
これらには、どれもきちんと理由があるもので、
しょうがないものではないのです。
逆をいえば、自分次第で、解消できるものですので、
これを機に、色々と見直してみてはいかがでしょうか??