料理を楽しんでいるひとと、しんどそうにやっているひと。
もちろん、「心のゆとり」は大きなキーワードですが、それ以外の大きな大きなポイントがわかりました。
それは・・・
「失敗してなんぼ」と思えているかどうかです。
どういうことかと言いますと。
失敗するのが嫌だとか前に失敗したからと料理をしないと、
いつまで経っても、料理は嫌だし、しんどいままだ、ということです。
もっと言えばそれって・・・
「なぜ失敗したのか?」
「次はどうするとよいのか?」を経験から全く学んでいないんです。
そもそも、料理なんて、ちょっとした加減で失敗したり、
なんか思ったのと違うなぁという結果になったりするものなのです。
それに、毎回100%美味しいご飯を作ろうとしたら、
もうその時点でしんどいし、本当につまらないですよね。
「美味しいご飯をつくること」よりも、
「失敗しないようにすること」に焦点を当てるから、
チャレンジできないし、ちょっとした失敗で「ダメだ・・・」ってなるんです。
食べたい!作りたい!と思ったレシピにチャレンジしたり、
新しい素材を使ってみて、新しい美味しさを発見したりするのが、
料理の楽しさなのです。
万人が絶対失敗しない「レシピ」なんて無いんですし、
万人が美味しいと思う料理なんてないんですから。
(それをやろうとして、きっと化学調味料ができたのだと思っていますが・・・)
塩分ひとつにしたって、
その時の体調によっても、感じ方が違うわけです。
そう、「料理の楽しさ」には、「失敗」というか、「思うようにいかない」過程も含まれます。
それを経て、さらにさらに「美味しい!」とか、自分の納得のいく食事を作る「プロセス」そのものが、
「料理」だと思っています。
今日の朝ごはん!具だくさん豚汁と酵素玄米おにぎり。
そして・・・
これは生き方そのものにも言えるんですね。
恋愛で失敗しないようにしたら、
「もう恋なんてしない」ってなるんです。
仕事で失敗しないようにしたら、
「できる限り働かない」ってなるんです。
人生で本気で失敗しないようにしたら、
「引きこもり」になるんです。。。
でも、本当は・・・
恋愛でうまくいかないことも、恋愛の一部だし、
仕事で失敗することも、仕事の一部だし、
人生でうまくいかないことも、人生の一部です。
失敗しながら、考え、学び、次に進んでいくのです。
どれも、すべて思う通り、失敗なく、何事もなく進んでいくのであれば・・・
きっと人生は退屈です。
別に、あえて失敗する道を選ぶ必要はないですし、
料理はやりたい人がやれば良いと思っています。
ただ、もし料理だけではなくて、
何においても
「(失敗するのが嫌で)苦手だからやらない」とか、
「(失敗するのが嫌で)やらない理由を見つけ続ける」とか、
「(失敗するのが嫌で)失敗しない方法を見つけ続ける」とか、
「(失敗するのが嫌で)やりたいのにやりたくなかったことにする」とか、
そういう考え方だと、人生後悔だらけになります。
まぁ、後悔はいくらあっても、いいですけど、
「今が楽しくない」のは、ちょっとつらいかな。
緑のお漬物は、ハヤトウリに塩麹とゆずをまぶして10分漬けたもの。
そんなこんなで、
料理は本当によくできた「生き方」の教材なんですよ♪
だからこそ、
「わたしは料理は得意じゃないですけど」とか、
「本当は料理はあまり好きじゃ無いんです」って方が、
わたしのレシピを見て、
「食べたくて作ってみました!!」とか、
「次回は、ここを変えて、もっと美味しそうに作ります!」なんてご報告いただくと、
わたしは、本当に本当に嬉しいです❤️