どんな高級チョコレートよりも美味しい、
ローチョコレート。
ローチョコレートって?
通常のチョコレートのように、
高温で焙煎をしていないので、
カカオ本来の芳醇な香りと味わいを残しつつ、
えぐみや酸味が少ないのが特徴です。
基本は、45度以下で作っているのが特徴で、
カカオそのものの香りが強いから、
「香料」を使う必要もありません。
普通のチョコレートは、
100度以上で何度か焙煎するのが普通です。
その方が流通させやすいから。
そうすると、カカオ本来の香りは飛んでしまうので、
「チョコレート風の香料」を足すのです。
この香料をチョコレートの香りと思っているひともとても多いですが、
実際比べるとまったくの別物です。
あとは、えぐみが強いので、
砂糖やミルクをたっぷり足さないとおいしくない。
(普通のチョコレートはハイカカオだととても食べにくいのはこれが理由)
もっと安価なチョコレートだと、
カカオバターではなく、なんらかの植物油脂を足しているものもあります。
なんとなくもたれる感じのチョコは、
だいたいこれです。
ハイカカオなのに、
とても美味しいので、
満足感が全然違うのです。
前は、ローチョコレートの教室をやっていたのですが、
なかなかリアルの料理教室もできないので、
まずは市販の「ローチョコレート」をご紹介できないかな?
と、通販で買いやすいローチョコレートで、
原材料が良さそうなものをお取り寄せして、
実際に食べ比べてみました!!!
わたしなりに、
(好みですが)ランキングにしてみました!!!
わたしが作るローチョコレートと
大体同じくらいカカオが入っているもので比べてみましたよ!
ではではご覧ください。
第3位 「FINE & RAW Signature – Sea Salt Bar 70%」
包みを開けた瞬間、
ふわっとカカオの良い香りがします!!
ガリガリの海塩が入ってますが、
そちらはあまり気にならず。
香料が一切入っていないので、
カカオの純粋な香りを楽しめます。
香りはとても良いのですが、
口溶けが思ったよりも・・・だったので、
3位となりました!!
たぶんテンパリングか、
保存時の温度管理イマイチなのだと思います。
見た目のツヤもないし。
(同じ材料でも、テンパリングダメだとおいしくない。)
第2位「COCOA オーガニックビター・ローチョコレート 50g」
こちらもカカオ70%。
とてもオーガニックのシンプルな原材料です。
口溶けがとてもよく、
とても良いなぁと思いました。
とても美味しいのですが、
カカオの香りが少し少なめなのと、
バニラパウダーが入っている分、
純粋なカカオ感が薄れるので、
2位となりました!!
まろやか系のチョコが好きな人には、一番おすすめです!!
第1位「Raaka オーガニック メープル&カカオニブ・ローチョコレート75%」
包みを開けたときから、
カカオの香りがとても芳醇です!!
カカオニブがたっぷり入っています。
原材料がとってもシンプルで、
わたしが作るローチョコレートにとても近いです。
こちらはカカオ75%ということもあり、
ほんの少しカカオの酸味が立つのですが、
全体的にバランスの良いローチョコレートだと思います。
ローチョコレートらしい風味を味わいたい方に、
おすすめのチョコレートです。
ランク外だったのは・・・
ローシクのローチョコレートは、
香りがやや弱めでした。
いろいろなものが入っているので、
カカオの鮮度の問題かなぁ・・・
価格的には購入しやすい感じなので、
2種類買ってみたのですが、
チョコレートの中では美味しくても
イメージしているローチョコレートとは違ったので、
ランク外となりました。
まとめ
で、ひととおり食べてみて、
やっぱり手作りのローチョコレートのおいしさが際立つ感じにwww
素材はどちらもオーガニックでローカカオなので、
「チョコレートは鮮度が命」
という仮説はやはり成立するのでは?と思いました。
作った直後が一番おいしく、
そこから少しずつ香りが飛んでいくように思うのです。
やっぱり、
いつか何らかの形で、
みなさんにローチョコレートの作り方をお伝えしたいなぁと思いました!!
もちろん、銅も多いので、
女性は特にチョコの食べ過ぎは注意ですw
だからこそ、
食べるときは少量で満足できるような、
ローチョコレートがいいなぁと思うのでした^^