野生動物に会う道東の旅③シマフクロウ、カワセミ、キタキツネ、極寒カヌー、お土産あれこれ

あっという間に旅も終わりに近づきます。

2日目まではこちら
4日目まではこちら

最終日のお宿は、
なんとロビーから、シマフクロウが観察できるというお宿。
(いけすがあるのです。)

床暖房も完備されてるので、
あったかい中で観察できます。

おもしろい提案

温泉で暖まったあとは、夕ご飯。

おいしい夕食だったのだけど、
食べているうちにフクロウが来るかどうか?

みたいな感じで、
みんなでそわそわしてましたwww

そのタイミングで、
ガイドのおふたりが、何やら話をすることがあるらしく…

何かと思ったら、

なんと、
カヌーに乗れるけど,乗りたいですか?

という内容。

初日にフリのようにしていたカヌーの話。

まさか、この旅の中で現実化するなんてwww

フライト前の時間に、
カヌー体験ができるという話でしたが、

話を聞くからに、
なんともおもしろそうで、

わたしを含めて、
参加メンバーみんなが乗り気!!!
(たぶん、ここまでの旅によって、何かの感覚が狂っているwww)

「行きたいです!」

とみんなの意見が一致したところで、
ガイドのみきさんの方が、想定外の事態らしくテンパっているwww

そんな中、
ガイドの小市さんがあれこれ手配をしてくれて、
翌日、極寒カヌーが実現することとなりましたw

シマフクロウ現る!

そんなこんなでそわそわ夕食を食べていると…

「近くまで来てる!!」

と呼びに来てくれて…

その後、いけすまで飛んできてくれました!!

夕食中に本当に来てくれて…感謝w(来ない時もある)

魚丸呑み!

顔、なんだかかわいいです。

距離が近いので、
羽毛まではっきり見えてうれしい。

若いフクロウなので、
おそらく息子だろうとのこと。

フクロウは一本の川に一家族が、
生涯住み続けるらしく。

巣立ちのタイミングが、
そろそろかなぁ…なんていう話をしていました。

お父さんのフクロウは、
片目が不自由らしいのですが、

お父さんと縄張り争いをした場合、
お父さんが負けてしまうと死んでしまうしかない…という話を聞き、

すごい世界だなぁと思いつつ、
いろいろなことを考えました。

夜は早めに就寝しました。

キタキツネに会う

翌朝は、4時くらいに起きて温泉に入り、
そのまま、フクロウくるかな?お父さんにも会いたいな…とロビーへ。

すると…

キタキツネがいる!!

宿の人が鳥用にパンを置いているらしく、
はじめて至近距離で見ることができました。

とはいえ、
とても警戒しながら食べている様子だったので、
これ以上近づいてはダメだな…と、

かなり離れて双眼鏡で観察していました。

この日は、
氷点下23度まで冷え込んだ日。

雪に濡れたらしい尻尾が凍っています。

食べているのを息を潜めて見ていたら、
過酷な環境で生きているのが伝わってきて、
うまく言葉にできませんが、ぐっときました。

鳥パラダイス

その後も、身支度をしてから、
ひたすらロビーで観察。

鳥たちは、明るくなってくると少しずつやってきます。

まずはアカゲラ。

待ってた小鳥たちはなかなか来なくて、
大きめの鳥がちらほら…

寒すぎて、
小さいと動けないっぽいです。

明るくなると、
カケスたちがどんどんやってきます。

綺麗な色…

もう、いやというほどやってきて、
カケスパラダイスになってるね…なんて言ってました。

朝食はバイキングでしたが、
全部美味しそうで、よくわからない組み合わせになっていますwww

同じテーブルで牛乳を飲んでいた旅メンバーが、
「固まってる!!」と瓶の牛乳の飲み口を見ています。

お、クロテッドクリームができてる!!

なんとこの牛乳、
グラスフェッドのノンホモ牛乳だったのです。

あとから飲みましたけど、
めっちゃ美味しくて、飲み干しました!!

普段、牛乳は飲まないけど、
これは絶対飲んだ方がいいやつ。

北海道の食のクオリティ、本当にヤバイねー。

いざ空港へ

フクロウには、2度目は会えなかったけれど、
とても良いお宿でした。

モモンガもエゾクロテンも諦めきれなくてさがしたけど、
さすがに今回はダメだったから、
やっぱりまた道東の旅に出なくてはw

車で出発。

車の窓ガラスがカチコチ。

めちゃくちゃ綺麗…

そんなこんなで、カヌー体験をしに、
塘路ネイチャーセンターへ。

薪ストーブ素敵。

簡単に説明をしてもらって、
車で川に向かいます。

ライフジャケットをつけて準備完了。

「濡れたら困るものは全部置いていってください」

とのことで、
この時ばかりは、早々にカメラ(一眼レフ)を諦めましたw

重心を片方にかけすぎたり、
立ち上がろうとしたり、
勢いよく振り向いたりすると、
転覆する可能性があるので気をつけるようにと。

ラフティングはやったことあるけど、
カヌーは初めてだし、

ガチで落ちちゃいけない系は初ですwww

ドキドキとわくわくとハラハラ…w

で、実際にカヌーに乗ってみると、
想像よりも不安定で、

「あ、こりゃうっかりしたらひっくり返るやつだ…」

と察するw

(ほら、危ないって釘刺されてても、
実際はそうでもないやつって結構あるじゃん?w)

びくびくしながらも、
漕ぎつつ進むと、まぁ景色が綺麗。

わたしたちの先を行くカヌーが、

「カワセミだ!」

と追いかけているので、
それに続きます。

この時のカワセミ、
少し距離があって、

なかなか双眼鏡でも見つけられなくて、
(お腹がやっと見えたみたいな。)

「カワセミとの距離ってこんな感じなのかな…」

と思ってたのですが…

カワセミは美しい。

寒いですが、日の光があるのであたたかい。

カヌーで進んでいくと、

「カワセミ!!」

「あ、カワセミ!!!」

と、ガイドのみきさんが後に、

「カワセミがブンブン飛んでいて」

と表現していたような状況にw

どの角度から見ても、
とても美しくて、
ずっと見ていられます。

少し余裕が出てきて、
自撮りできるようにw

同じカワセミが、
繰り返しわたしたちを楽しませてくれていた可能性もあるのですが、
たくさん観察できてめちゃくちゃ幸せでした。

こんな綺麗な鳥がいることは知っていましたが、
実際に見られると感動しますね!!!

他にも鴨がいたり、
オオワシも発見して近くまで行けました!!

実はこの写真に写ってます。

カヌーはトータル1.5時間の体験コース。

でもとても楽しくて、
また乗ってみたくなりました!!!

お土産&グルメ編

空港でお土産をじっくり買うほどの時間はなかったので、
バババっといくつか。

原材料をみながら、ささっと買うw

定番かつ、推しの「六花亭」をとりあえず買う。

これはもちろん美味しいし、

こっちもさりげなくおすすめ。

素朴でリッチな味がするんだ。

店舗だったら、毎回おかきとか爆買いするんだけどもwww

あと、
定番以外だとこちら。

鮭の魚醤なんだけど、
旨味はしっかりなのに癖がなくておいしい。

いろいろ使えそうで、
買ってよかった一品。

お菓子はもうひとつチャレンジで買いました。

昆布も入ってるという不思議なおいものお菓子「わかさいも」

これがまた、なんとも言えず美味しかった。
脂質少ないから、ダイエッターさんにおすすめw

あと、これもお勧めしてもらって購入。

その名もシマエナガw

ナチュラルチーズです。

食べた感じ、カマンベールとブリーの間くらい。

熟成感があって、美味でした!!!!

空港以外だと、
さりげなく超美味しかったのが、

野付半島ネイチャーセンターで購入した、
蝦夷鹿ジャーキー
※ネットでも買えると知って歓喜w

無添加で、なおかつ味付けが良い。

夫婦で食べたら一瞬すぎて、
もっと買ってくればよかったと後悔したほどwww

同じ、野付半島ネイチャーセンターで買った、
アイスクリーム。

これがまた美味しくて、
静かに食べて、ひとり感動してましたw

その名もべつかいのアイスクリーム屋さんは、
増粘剤感がなくてミルクが美味しくて最高でした!!

何かって時の贈り物にしたい!!!

まとめ

とにかくずーーーーーっと楽しくて、
わくわくしっぱなしの旅でした。

普段、一人旅などもしますが、
ガイドしてもらっている安心感と、
知らないことを知れる楽しさで、

「あぁ、楽しいなぁ…」

と楽しむことに集中できる感じでした。

慣れない寒さや、アウトドアウェアなど、
大変な部分に関しても、
結局楽しさが帳消しにしてるなぁという感じです。

ガイドのみきさんと、小市さんのコンビがまた楽しかったし、
旅をしたメンバーも個性豊かで楽しくて、
本当に、あっという間に感じられる旅でした。

そして、
野生動物たちの生き様を実際に見せてもらったことで、
心に響く場面がたくさんありました。

訪れたのはまさに、
淘汰の冬と言われる、
たくさんの動物たちが命を落とす時期。

みんな、食べることに一生懸命だったし、
生きることに貪欲でした。

自然厳しさとともに、
生命力を感じ、
不思議と励まされてばかりいたように思います。

わたしたち人間も、
自然の中で生きる生き物なのだと、
感じられる時間が必要なのかもしれませんね。

ガイドのお二人には、感謝しかありませんし、
旅をご一緒いただいた皆さんも、本当にありがとうございました。

そして、長い旅記録を読んでいただき、
ありがとうございます。

また、必ず冬の北海道で、
動物たちに会いに行きたいと思います!