なにからはじめて良いかわからないひとへ

「なにからはじめて良いかわからないんです。」

 よくお話いただくことのひとつです。たしかに、外から「今のままの食事じゃだめだよー」って言われたり「体調がいまいち」ってときに、「え、それはわかるけど何から始めたらいいの??」と思いますよね。


 
それこそ、不調な時にいちから勉強なんてしてられない!っていうのは、その通りだと思いますしw


 ただ、実はその不調な時が、
 
「一番吸収力がある時」だったりします。
 
人間って不思議なもので、当たり前のことが当たり前じゃなくなった時に、内側からパワーが湧いてくるんですよね、きっと。
 
「あぁ、今だ!」って。
 
私がまさしくそうでした。
家には寝に帰るだけの生活から、三食食べて睡眠もしっかり取れるようになったのに、「なんでこんなにしょっちゅう体調崩すんだー!!」って自分が嫌になったんですねw
 
あ、その時はよりによってノロウイルスにかかったんでしたw

 それで、自分の体力のなさ、ウイルスにもアレルギーにも弱い体質にほとほと嫌気がさして、一生懸命勉強をしたのでした。
 
情報がありすぎて、雑音も多すぎて、すごい苦戦しましたけど、その分これから吸収したい!という方には、ポイントを絞ってお伝えできるようになりました。
 
もちろん、新しい研究結果や、食材なんて、後からどんどん出てくるので、それを自分なりに調べて判断できるようになることも大事ですけど。 なにより、この「苦戦した」過程って、「苦しいこと」「つらいこと」として、認識されていることが多いんですが、実際すごい楽しかったんですよねw
 


 時間がない中でやっていた分、食材探しなどが大変だった感はありますが、「自分を大事にする」 ってことができている実感があったから、これまで食べていたものが食べられない!ってなっても、なぜか心はどんどん豊かになっていくし、これまで行かなかったお店の商品が素晴らしい!!ってなったり、いつも行っていたスーパーの「この商品ってこんなにちゃんとしてるんだ!」って気づいて嬉しくなったり。。
 

 
つまりは「なにからはじめるか」よりも、「どうしてはじめるのか」を大事にしたいなぁ、と思います。
これがクリアだと、その過程の苦労も全部楽しいですから。


 
あ、ひとつ例をお伝えすると・・・この前のローチョコ教室。何名かの方に「大変だったでしょ??」と聞かれたんですが。 
正直、準備も含めてこれまでで一番楽しくて、「つらい」とか「大変だな」なんて思わなかったんですw終わっちゃうのが、寂しいなぁってくらいで。でもやりきったなぁって。終わっても、皆さんの写真を見て、なんだか嬉しくなってうるうるしちゃうくらいでした。


それで、さっき、お風呂に入っていて浮かんできたんですけど。
 
私、仕事も家もお金も家族も、全て失ったとしたら・・・
きっと誰かの家に上がり込んで、「おいしいご飯作るから泊めて!」ってやってるかなーとw 
そして、もし全て満たされて、なんでも好きなことやっていいよ、って言われたら・・・
 
「あぁ、もう生きていけない」とか「疲れたから死にたい」って人、全員家に招いて、
 
「死んでもいいけど、死ぬなら、このご飯食べてから死んで!!」ってやってそうw
 
これ、私が就労支援しててやりたかったけど、できなかったことのひとつだった!!!
 
もし、生きているのが嫌になったら、死ぬのもその人の自由だけど、せめて最後に食べたご飯は愛情で溢れてて欲しいなぁ、と。
 
それで、生きててくれたら、もちろんさらに嬉しい。