父が栄養療法を取り入れて、一ヶ月ちょっと。
5月に肝硬変からくる不調で、消化管出血で緊急入院し、
出血多量で一時期は危なかったのですが、
なんとか一命をとりとめ・・・
その後、回復の過程で、医師に相談して、
栄養療法を取り入れたことまでは、以下に書いています。
出血そのものや、手術や入院生活のおかげで、
すっかり体力は衰えてしまいましたが、
体調そのものは安定してきました。
緊急入院する前に、
発症した肝性脳症も、BCAA剤とSIBO対応食のおかげで、
症状が出ずに済んでいます。
腸から発生したアンモニアをただでさえ弱っている肝臓が解毒できなくなり、
脳に行ってしまうことから起きるのが肝性脳症。
腸内環境が悪くなると、
排便でアンモニアを出せなくなるから、症状が悪化します。
当時、便秘がひどかったそうですが、
それはやはり薬がきっかけでのSIBO(小腸内細菌増殖症)が、大きな原因で、
さらには小麦や砂糖が多かったことで、加速させたのだと思います。
基本はきちんとした食事を母が作っていましたが、
時々ラーメンやパンを食べたり、
透析中に喉がイガイガすると、飴をたくさん食べていました。
今は、
グルテンフリー、白砂糖フリー、添加物フリー、低FODMAP食に切り替え、
便秘も無くなったそうです!!
自宅では小麦は完全に抜いていますが、
外食でほんの少し何かに入っているとかは気にしていません。
あとは、低FODMAPな食材を中心に使いますが、
にんにくやネギをほんの少し薬味として使うとかは、しています。
麺やパン、ヨーグルト、牛乳、納豆、玉ねぎなど、
メインで使う食材に特に気を配って、減らす・使わないようにしています。
100点を目指すのではなく、80〜90点くらいを無理なく続けるイメージです。
食事療法や栄養療法は、続けられることが大前提です。
ちょっと腸内環境が悪いくらいであれば、
もっと緩くても良いかと。
まぁ、小麦や砂糖、乳製品は、緩めると歯止めが効かなくなりやすいので、
要注意ですが・・・
出血した食道は、定期的に検査をしていますが、
以前治療したところは治癒しており、
現状は良い状態です。
もちろん、車の運転がまだできなかったり、
透析後は体調が悪くなってしまったりしますが、
毎日を家で、美味しいご飯を食べて一緒に過ごせるということは、
本当に大きいな、と思います。
病気は、色々なケースがあると思いますから、一概には言えませんが、
- 薬を使った治療をしている方
- 体力がない方
- 食欲がない方(朝ごはんが食べられないなど)
- 便秘や下痢で苦しんでいる方
- 疲労感が強い方
- 免疫力が下がって風邪を頻繁に引く方
- 太れない、痩せられない
- お肉などの動物性タンパク質が食べられない(胃もたれするなど)
などのケースは、腸内環境を見直すことで、
日々の生活が楽になるかもしれません。
SIBOなどは特にそうですが、
一般的に腸に良いと言われているものを食べると悪化するケースもありますので、
ケースバイケースでの対処をおすすめします!!