あなたの力になりたい

 あなたの力になりたい。

 ただそれだけなのに、家族が大変な時に力になれなかった、役に立てなかった自分をどうしても受け入れられなくて。
そんな役立たずの自分では、家族や仲間たちと一緒にいる資格はない、とどこかでずっと思ってました。

 だから、決められた役割がないと人と近づくのが怖くて、その場にいることが不安で辛かった。役に立つことで、居場所を探そうとすればするほど、居心地が悪く、心が閉じていく。

 でも本当は、役に立たないわたしこそ仲間に入れてほしかった。無条件に心を開ける仲間がほしかった。病気や障害、また、死と向き合う時、自分があまりにも無力すぎて、その思いが次第に濃く、強くなり。それに反発するように食や健康について学べば学ぶほど自分の無力さを強く実感し、「力になりたい」という想いをどこに向けて出せば良いかわからなくなっていました。

 でも、もう大丈夫。わたしは、役に立てないわたしのままで、今よりも健康になりたいと願うひとの仲間、いや家族になりたい。
そして、今わたしが持っているすべてを使って力になりたい。途中で投げ出しても、どんなにかっこわるくても、失敗や挫折をしても、わたしは絶対に寄り添い続けます。だって家族だから。

 いつか、健康なんて意識しなくても手に入れている世界で、自由に生きる喜びと感動をわかちあいたい。その先には、最高に幸せなライフスタイルが待っていると確信しています。合宿に参加して、本当に良かった。
たくさんの涙とともに、たくさんのことを思い出しました。全部を受け入れ、包み込むような優しさとエールをくださった加美さん、隼人さん、るーさん、拓也さん、そして運営の皆さんとご一緒した皆さんには感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。

そして、わたしが箱根にいる間に風邪っぴきになっちゃった理解ある夫、宗宏さんにも、これまでに増して、ありがとうが溢れたよ!!

みなさま、これからもよろしくお願いします!
箱根は、雪が降ったり星が出たり、天気も忙しかったのですが、朝はきりっと晴れ上がり、日の出を待ちながら露天風呂に浸かり、自分と対話するのは最高に贅沢でした。あの、焚き火を囲んでの風景とともに一生忘れないと思います。