ビタミンDの重要性って、
分子栄養学とか学んでいる人界隈でしか、認識されていないイメージ。
逆にいえば、今のような免疫力UPしたいタイミングでは、
分子栄養学をかじったことがあるような方は、
もれなくビタミンDを強化しています。
わたしもその一人で、
わたしと夫で、毎日サプリ飲むのはもちろん、
実家にも送りました。
ビタミンDは、知れば知るほど大事な栄養素なのです。
というわけで、
今日は、分子栄養学実践講座その他でお世話になっている、
ビタミンアカデミー主催のまごめじゅん先生のオンライン講座に出ておりました。
(チャリティー企画でのサービスセミナー。動画販売されるそうなので、気になる方はチェックを!!)
ビタミンDの働き
ビタミンDでよく知られている働きは、
骨を作るというものです。
なので、ビタミンDの欠乏症といえば、くる病が有名ですね。
でも、実はビタミンDの働きはそれだけではないことが、
近年どんどんと明らかになってきているのです。
ビタミンDは遺伝子の発現に関わる?
ビタミンDは、「ビタミン」としての働き以上のことをしています。
私たちの細胞は、遺伝子をもとに細胞を作るのですが、
その細胞を作る時のスイッチを入れる役割(発現)をビタミンDが担っているのです。
細胞の発現に関わるということは、
全身の健康に影響しているということでもあります。
ビタミンDの不足を補うことが、
癌や腫瘍など、様々な疾病に対して有効だという文献は数え切れないほどあります。
免疫にはビタミンD
他にも、ビタミンDといえば免疫。
ビタミンDの血中濃度を維持することで、
インフルエンザの発症率が下がったり、
Serum 25-hydroxyvitamin d and the incidence of acute viral respiratory tract infections in healthy adultsDOI: 10.1371/journal.pone.0011088
逆に、血中濃度が低い人は、
風邪などの感染症の罹患率が上がるという研究もあります。
An association of serum vitamin D concentrations < 40 nmol/L with acute respiratory tract infection in young Finnish men.DOI: 10.1093/ajcn/86.3.714
働き過ぎている免疫を正常化したりもするので、
花粉症のお話をした時に、ビタミンDのお話もしました。
ビタミンDは不足してない?
ビタミンCが不足しがちだとかは、聞いたことがありますが、
ビタミンDが不足しているって、普通に生活していても聞くことってないですよね。
でも、実際は???
あらゆる病気予防になるとされているビタミンDの血中濃度40ng/mlに届かない人がほとんどです。
まったく意識をしていない人だと、
欠乏症に近いレベルで不足している人がとても多いのが現実です。
(20ng/ml以下)
なんでそんなに不足してしまったのか?
ビタミンDは、魚やきのこ類など食品からも摂取できます。
ただ、それだと圧倒的に足りません。
では、なぜ食品だけでは不足してしまうかというと、
本来、ビタミンDの8割は皮下で合成するからなのです。
ビタミンDは、紫外線に当たることでできます。
でも、日焼け止めを塗ってしまったり、
ガラス越しなどの日光だと、
ビタミンDをつくるために必要なUVBが入ってこないので、
ビタミンDを合成できないんです。
まして、まったく屋外に出ないとか、
冬でも日焼け止めを塗っているとかだと、
圧倒的にビタミンD不足になります。
でもでもでも!!
実は、真夏に3時間くらい屋外に出ていても、
ビタミンDの量って足りなかったりする・・・(汗
冬なら半日でも足りないくらい・・・
ビタミンDこそサプリで補給しよう
わたしたちが、ビタミンDの恩恵を充分に受けようとした時、
やはりサプリの力を借りるのが現実的です。
なぜなら、真夏の日光を1日に3時間以上浴びるのも、
食事でも充分なビタミンDを摂るような生活は、
現代では現実的ではないからです。
だからこそ、癌になる方や花粉症で困る方がこんなに多いのかもしれません。
今、流行りの感染症も、同じですね。
できることをコツコツと・・・が基本です。
Now Foods, ビタミンD-3、2,000 IU、240ソフトゲル
※1日に5000IU以上摂る場合には、医師の指導を受けてください。
あとは、ビタミンDとマグネシウムはセットなので、
マグネシウム補給もお忘れなく。
ご自身の血中ビタミンD濃度を測ってみるのもひとつですね。
我が家は、食事でマグネシウムを意識するのはもちろん、
こちらを使ってます。
Trace Minerals Research, コンセントレース(ConcenTrace), 微量ミネラル点滴剤, 8液量オンス(237 ml)
マグネシウムなら、こちらの記事も参考に。
お湯を注ぐだけ!簡単おいしい【ミネラルスープ】マグネシウム・カルシウム・鉄補給に。食べ過ぎ防止にも!
日光浴なんかして皮膚ガンは大丈夫???
こんな場合はビタミンDどうやって摂ればいい?など、
もっと具体的に色々知りたい方は、
冒頭のまごめ先生のセミナーがお勧めですよっ。
さーみなさん、
ビタミンDをしっかり意識して過ごしましょうね!!!!