本を書こうと思うと、億劫になるので、
本に書く予定のことを少しずつ、アップしていきます。
長いけど、後々本に、読みやすくまとめるのでお許しを。
過去更新分はこちら。
●嫁入り薬膳〜料理を作る前に【心得❶自分が食べたいものを作ろう】
●嫁入り薬膳〜料理を作る前に【心得❷ひとりでやろうとしない】
●嫁入り薬膳〜料理を作る前に【心得❸外食への罪悪感を捨てよう】
「空腹で料理をするのをやめよう」
夕方バタバタと忙しく、慌てて買い物をいて帰って来たけれども、お腹が空いて、なんだか力が出ない。家族もお腹を空かせていると思うと、早く料理をしなければいけないけれど、なんだか料理をするのがしんどい・・・
毎日が、そんな繰り返しで、献立が決まらなくてイライラしたり、ちょっとしたことで夫婦喧嘩になったりしていました。
でも、これは「低血糖」の影響によるものでした。
低血糖というのは、血糖値が下がってしまっている状態で、ひどくなると細胞にエネルギーが運ばれなくなってしまうので、倒れてしまうこともあります。
健康な人であれば、そこまでにはなりませんが、生命の危機に変わりはありません。
低血糖の症状は、色々とあります。
低血糖の症状
・冷や汗が出る
・肩が凝る
・イライラする
・眠くなる
・動機がする
・目がかすむ
・肩が凝る
・手が震える など
また、血糖値が下がると、身体はアドレナリンというホルモンを出して、血糖値を上げようとします。
アドレナリンは「戦闘ホルモン」と呼ばれ、攻撃性が高まることから、低血糖の状態を放置してしまうとイライラが強くなったり、攻撃的になったりするため、家族とつまらないことで喧嘩をしてしまったりするようになるのです。
何度でも言いますが、料理は頭脳労働です。
ですから、その頭脳労働を低血糖の状態でしないで欲しいのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
まずは、低血糖になる前に何か口に入れるということです。夕方などに軽い「おやつ」を食べておくのです。
「おやつ」というと、甘いお菓子をイメージしがちですが、甘いお菓子だと、血糖値が急上昇して、血糖値を下げるインスリンが出過ぎることで、その後にかえって低血糖になってしまう可能性があります。
おすすめは、生の果物(バナナなど)や、ドライフルーツ、干し芋、ゆで卵などを食べることです。
帰宅する前に食べた方が良いですが、難しければ料理をする前に食べるのでもかまいません。
とにかく、お腹が空いて、低血糖の状態でキッチンに立たない、ということが大事なのです。
夕食前、いつもイライラしているような状態が続けば、夫婦仲にも影響します。
アドレナリンが出ていると、戦闘状態と身体が勘違いしますから、消化機能を抑制します。
すると食べたものの消化が悪くなるのです。
自分だけなら、良いと思う人もいるかもしれませんが、アドレナリンが出ることで、家族にも緊張感・ストレスが伝わるのです。
すると、家族の消化機能にも影響します。実際に、カウンセリングしたクライアントさんで、日常的にアドレナリンが出るような生活をしていた方は、ご本人はもちろん、ご主人のお腹の調子も結婚後から特に悪くなっているケースが何件かありました。
まだ、発達途中の小さいお子さんであれば、なおさらです。
夫婦仲はもちろん、家族の健康のためにも、空腹で低血糖状態のまま料理をしないことです。