魔女の食卓〜第1話
投稿日: 2018年11月17日
お邪魔します、と言って鍵のかかっていないドアを開けると、
(さらに…)
投稿日: 2018年11月15日
「OLさんなんだね。」
オーエル、オフィスレディか…そう呼ばれると、なぜか胸の片隅がきゅっと縮こまる。
確かにわたしは「オフィスで働く女性」だけれど、その響きに、どこか気楽で無責任な雰囲気が漂うように思えて、「わたしは違う」という気持ちが湧いてくる。ただテレビドラマの印象が強いせいかもしれないけど。
そういえば、こんなにがんばっているのに、という思いは、いつもわたしの中にある。がんばったらがんばっただけ、認められるとか、報われるとか、そういうものではないんだな、という諦めみたいな感覚は社会人5年目にもなれば、誰でも持つものなのだろうか。
ただ、がんばることでしか、現状を変えることができないこともどこかでわかっていて、いつか報われる時のために、できることをがむしゃらにやるしかないのだ。がんばっていれば、時々はがんばってよかったな、と思えることがあるから。
たまには自炊もしなきゃ、とは思いつつも、結局今日も気づけばこんな時間。家に着くのは10時過ぎかな。帰ったらご飯を食べてシャワーを浴びて、すぐに寝たい。
コンビニに寄るか、お弁当屋さんに寄るか…スーパーのお惣菜を買って帰るのすら面倒な時には、たいていはこの二択だ。料理をするくらいなら、少しでもゆっくりテレビを観る時間が欲しいと思ってしまう。
そんなことを考えながら40分、今日も座れない電車に揺られる。
駅から家までの道のりにあるお弁当屋さんの前には所在ない感じのサラリーマンが3人。なんとなくその中に入りたくないような気がして、通り過ぎていつものコンビニへ。
よく買う電子レンジで温めれば食べられる冷凍のチャーハンや、焼き鳥をカゴに入れた。受け皿付きだからお皿もほとんど使わない。なんとなくそれだけじゃ足りないような気がして、新商品のアイスと明日の朝ごはんにとパンも買う。
家に着くと、電気・テレビの順にスイッチを入れ、買ってきた食事を電子レンジにかける。
今日は金曜日。明日は休みだし、用事があるのは夕方からだから遅くまで寝てよう。
牧田月子、27歳。
営業の仕事は大変だけど楽しい。売り上げを上げないといけないプレッシャーと受注できた時の喜びは比例するのかもしれない。受注したらしたで、新卒採用向けのHPをつくるための取材や撮影も始まって忙しくなる。逆を言えば、受注できなければ、暇になってしまうのだ。
コンペの時期を過ぎれば、どんなに企業に営業をかけても、無駄になってしまう。もう予算が残っていないことが多いからだ。
予算を達成できないことよりもなによりも、暇になるということが一番怖かった。仕事がないということは、がんばる余地すら与えられていないということで、それはわたしにとって、どんなことよりも辛いことだった。
提案ができる、企画書が作れる、企業訪問ができる。そういうひとつひとつが、自分にとっての希望のようにも思えるのだ。
もっと、もっと、がんばらなくては…そう思うのと同時に、これはいつまで続くのだろう、という気持ちも出てくる。いつか、ゴールはやってくるのだろうか。
それを考えると、いつも胸の中に黒い靄がやってきたような、ちょっと暗い気分になるから、そんなことは忘れて、貴重な休日を楽しもう、と月子は小さく決意した。
つづく
フィクションですw
ほんとに??
えぇ、ほんとですw
というわけで、二冊目の本を書いています。
・・・古傷えぐる感じで書いてるので、しんどい作業だわw
月ちゃんヨシヨシ。
ここからどうやって「食」の話になっていくのか・・・お楽しみに!!!
つづきはこちらから魔女の食卓第一章
投稿日: 2018年11月9日
お待たせいたしました!!
初版も増刷もすぐに売り切れてしまった書籍「はじめての星詠み薬膳〜こころとからだを12星座で整える」を限定販売いたします!!
本当は、講座のテキスト用に少しだけ増刷したのですが、
ありがたいことに再販のリクエストを多くいただくため、一般販売も少しだけすることにいたしました。
ちなみに、一部試し読みも可能です。(以下よりご覧ください)
【試し読みはこちら】
以前、星詠み薬膳的アドバイスとして、
星座ごとにコラムを更新してきたものが、非常に反響が大きかったので、
あらためて書籍を通じて、
「全体像がどうなっているのか?」についてや、
「どうして薬膳と星詠みが組み合わさるのか?」についてお伝えした本です。
ですので、本書は、
薬膳の知識と、
星詠みの知識をもとに、
わたしの頭の中で体系化したことを一冊にまとめたこころとからだの教科書です。
まさに・・・
わたしが一番欲しかった一冊なので、
すでに占星術や薬膳を学ばれている方も、多くご購入、そしてご活用いただいています。
もちろん、個別に星詠みをしてお伝えしているベースとなる知識は膨大ですので、
一冊ではとてもまとまりきれません。
だからこそ、「はじめての星詠み薬膳」はこれからみなさまにお伝えしていくすべての知識のベースとなる一冊ですので、
まず最初にお届けしたい一冊です。
わたし自身も、星詠み薬膳教室の教科書として使うのはもちろん、
それ以外にも、この本をいつも持ち歩き、みなさんにご説明する時などに活用しています。
※星詠み薬膳教室は、星詠み薬膳をより詳しく理解して、使いこなしていただくための教室です。
ご感想もたくさん頂いております!!
ちょっと不調だな、というときに引っ張り出して読んでいますという方もいらっしゃれば、
悩み事があった時に読むようにしています、というお声もあります。
ご友人やご家族へのプレゼントにご購入頂いた方も多くいらっしゃいました。
中には、
「治療に使えます!!」と、整体院さんで使っていただいていたりもします!!!すごい!!
実際、手元に置いておくと、
以下のようなメリットがあるかと思います。
「あれ?なんか調子が悪いけど、どのあたりが乱れているのかな?」
という時のヒントが自分で見つけられる。
「自分らしさ」がわからなくなった時に、
自分にとっての心地よさを言葉で確認できる。
「この人とはなぜか話が噛み合わないけど、どんな価値観を持っている人なのかな?」
という時、星座さえわかれば価値観がどう違うのか理解できる。
家族や友人が悩んでいた時に、
いつもとはちょっと違う視点で相談に乗るためのヒントがわかる。
また、本書にはホームページで人気だったコラムを
さらにわかりやすく、さらに詳しく再編集して掲載しています。
というのも、実際にわたしのコラムを「読みました!」と言っていただいたり、
そのまたお知り合いに共有いただくようなケースがとても多かったのですが、
スマホだとちょっと読みにくいですし、
長く感じるので、もっと気軽に読んでいただけるようにしたかったのです。
また、ペラペラと違う星座も気軽に読むことができるのも、
書籍ならではだと思います。
内容としても占星術や薬膳について知らないひとにとっても、
わかりやすくまとまっているので、
手元に置いておくことで、
自分へのメッセージとして読み返したり
大事な誰かが調子を崩している時に、
ちょっと見せてあげるのもひとつです。
「◯◯座にはこんなこと書いてあるけどほんとー?」と、
話のタネとしてもおもしろいかもしれませんw
そしてそして!!
ご希望の方には、
「響きました!」
「なんだか背中を押してもらったような気がしました!」
と好評だった、
星を詠んでひらめいたひとことメッセージを
直筆でお書きいたします!!
必要な方のもとにちゃんと届きますように・・・
1,800円(税込)/冊
(おひとり2冊まで)
全国一律 200円
(2冊まで)
※3~4冊の場合は400円/回、5~6冊の場合は600円/回にてお送りいたします。
指定口座へのお振込
(お振込を確認次第、順次発送いたします)
・お申し込み後、ご入金順に発送いたします。
・お申込み日より7日以内のご入金をお願いいたします。(1週間を過ぎてもご入金がない場合はキャンセル扱いとなりますのでご注意ください。)
・ご入金後のキャンセルの際、ご返金は致しかねますのでご了承ください。
・恐れ入りますが、お振込み手数料はご負担をお願いたします。
締め切りました。