真面目な人や、みんなの役に立ちたい気持ちが強いひとは、
ドタキャンされて悲しかったり腹が立った経験があると思うのですが。
キャンセルやドタキャンというものに、
どう向き合っていくのか?ということについて、お話しようかと思います。
特に、イベントなどを主催している方、自分で事業している方は、
いつも自分がどんなスタンスでいるのか、ということを問われますよね。
わたしもここ1年ほどで、仕事、プライベート含め、
ドタキャンやキャンセルと向き合わざるを得ないことがたくさんありました。
いや、その前の会社勤めの時も、幹事をやることが多かったので、
結構たくさんあったかな。
仕事では、過去に色々あったので、
キャンセル規定をきちんと設けているのですが、
プライベートではそこが難しいところですよね。
わたしのご飯を食べたい!ということだったので、
日程調整して、ご飯を準備して待っていたら直前にいけないという連絡が、
ふたりから入ってご飯は無駄に。(もちろん夫婦で食べましたけど)
その後「改めて連絡するね」という連絡がもう一年くらい来ないかな、みたいなw
あとは、わたしが行っていたお店に行きたい!ということだったので、
これまた日程調整して、相手に合わせて、お店の予約をしていたら、
前日と当日に立て続けにふたりから、
「いけなくなっちゃいました〜ごめんなさい汗」という感じの連絡が入ってお店に迷惑をかけたり・・・
ちなみに、このケースの決定的なわたしのミスは、
「本当はそんなにやりたくない(or会いたいわけではない)のに、求められたから喜んでもらえると思ってやった」
という点だったりもします。(これ、仕事でもやりがちなので、気をつけているところです。)
さて、こんな時。
みなさんはどう思いますか??
わたしは、
最初は腹が立っていたのですが、
今は少し変わってきました。
怒りの背景には、「悲しい」があって、
この「悲しい」という感情がなぜ出てくるか、というと、
「あぁ、この人とはもう付き合えないんだなぁ、わたし」
という悲しさであったりします。
もちろん、本当にやむを得ないキャンセルって、
メールでもラインでも、もらった瞬間にわかるんです。
伝わっちゃうんです。
だけど、
「あ、わたしとの約束をとても軽んじられてる」というのは、
理由は関係なく伝わってきちゃうものなのですよね。
それは、
「わたしを軽んじられてる」ということと、
イコールだと捉えています。
だって、野球好きな人が、イチローと約束してたら、
そういう断り方しないでしょ?
だって、わたしのように料理を仕事にしている人が、
土井善晴さんに呼び出されたら、どんなに体調悪くても行っちゃうでしょ?
本当に大事なひととの約束なら、
なんとか守ろうとするはずなのです。
要は、
「自分との関係性や約束より優先するものがあった」というだけのことです。
で、です。
ここからは、価値観の問題になっていきます。
どういうことかというと
「自分を軽んじていると感じる人とも付き合っていきたいか」ということです。
これこそが、個人の価値観なのだと思います。
そして、ドタキャンとかキャンセル以前に、
「人とどう付き合っていくか」ということであり、
「どういう人と関わって生きていくのか」という問いでもあります。
わたしの場合は・・・
「自分のことを大事だと思ってくれる人にエネルギーを注ぎたい」と思っているので、
ドタキャンやキャンセルで悲しんだりしてエネルギーが吸い取られるよりは、
自分のことを大事にしていきたいです。
そんなこともあるよねーと、割り切れるほど、
わたしは器用な人間ではないからです。
だから、「そういう人とは付き合わない」ということにしています。
(もちろん、状況にもよりますが、一度ドタキャンされたら、もう絶縁!というわけではなく、
多くの場合、何度かはその人を信じようとはします。ですが、「何度も」はちょっと難しいです・・・)
結果・・・
お客さんも、周りのひとも良いひとばかりです♪
それに、
わたしを通じて出会う人同士も、
悲しい思いをするひとが少なくて済みます。
だから、そういうコミュニティがつくれたら素敵だなぁと思うのですよね。
一生を通じて、
付き合えるひとというのは、どうしても限られてくるものです。
その中で、誰と接して、誰と付き合っていくのか?というのは、
「誰と生きていくのか?」ということそのものです。
価値観が違いすぎるひとと、
無理に付き合わなくていい。
会う人みんなに対して、
善人にならなくていい。
真面目で生きづらさを感じているひとにこそ、
そんな生き方も知っていただきたいなぁと思います。