低血糖で自分を嫌いになる〜イライラと不安と自己嫌悪のループから抜け出すには?

わたしのお客様は、副腎疲労がある方が非常に多いのですが、

それは、わたしが副腎疲労を味わい尽くしてきたからだと思っています。

副腎疲労についてはこちら
↓↓↓↓↓↓↓
それって副腎疲労かもよ?〜意外と知られていない「こころとからだの関係性」

頑張り続ける理由

自分のことを好きになろうとしても、
全然なれなかったし、

それでもなんとか誰かの役に立つことで、
自分の価値というか、自尊心を保ってきたところがあります。

逆を言えば、
誰かの役に立てなかったり、
仕事の結果が出なければ、
自分の価値がなくなる
わけですから、

「泳ぐのをやめたら、溺れて死んでしまう」

という感じで、
辛くたって疲れたって、
「自分のことを今より嫌いになる」「自分には価値がないと認める」という、
死ぬよりも避けたいことから逃げるために頑張り続けてきました。

不安とイライラ、自己嫌悪はセット

いつも不安で、
いつもいっぱいいっぱいでイライラしている。

自分にはいつも厳しいし、
人にもついつい厳しくなってしまう・・・そんな自分に嫌気がさす。

これ、
全部性格の問題、考え方の問題だと思うじゃないですか?

でも、実はこの問題の背景に「低血糖」があるんです。

低血糖が引き起こすこと

副腎疲労由来の低血糖では、
コルチゾールを出すことで空腹時の血糖値を維持することができないから、

その結果、アドレナリンを出すことで、
なんとか血糖値を上げようとします。

このアドレナリンが出ることで、
身体は戦闘態勢に入ります。

交感神経が優位になり、
イライラしたり、神経が過敏になったり、
心臓がドキドキして筋肉にも力が入ったり・・・

家にヤツがいる!!

イメージとしては、

「家の中にゴキブリが潜んでいる」

ような感じです(笑
(経験ありませんか?)

怖いけど、戦わなきゃだし、
いつ、ヤツがあらわれても大丈夫なように、
身構えている
感じ。

あれが、低血糖の時には毎回起きるのです。

下手をすると、
寝ている時にも同じことがおきる(夜間低血糖)ので、
歯ぎしりや食いしばり、怖い夢、深夜に目がさめる、起きた時に腰が痛い、なんてことになります。

低血糖で性格が悪くなる

こんな状態が続いたら、
そもそも疲れてしまいますし、

警戒心から動くもの全部、ゴキブリに見えるようになるから、
いつも怖いし、不安にもなる。

その上、
常に戦闘モードだと、理由もなくイライラピリピリして、
小さなことでも人にも当たりたくなったりして、
結果的に、性格も悪くなる。

あぁ・・・自分のことながら、辛かったですね。(遠い目)

中性脂肪(TG)が70以下の方は、
日常的に低血糖になっている可能性が高いので、要注意です。

※空腹時の採血で

筋肉つかない、痩せない、太れない

あとは、低血糖の際には筋肉が分解されてしまうので、

すぐにむくんでしまう人とか、
食べても太れない人とか、
筋トレをしても筋肉がなかなかつかない人とか、
脂肪はつくけど筋肉が少ないという人とかは、

同様に低血糖を起こしている可能性があります。

まずはゴキブリ退治

大事なのは、
そもそも何が副腎疲労の原因になっているのかを見極めて、
対処することですが、

部屋の中にゴキブリがいる状態では、
怖いし気が散るし不安だし、
それどころではありません。

だから、まずは、血糖値のコントロールをすること。

・食間に補食をとる
・高血糖になってしまうような食べ物を避ける(パンや麺など精製糖質、砂糖や清涼飲料水など)
・お酒を控える
・早食いをやめ、よく噛んで食べる
・加工食品を控える

などです。

ファスティングしていると心が穏やかになった、イライラしなくなったという人もいますが、
これもまた、血糖値が安定したことによるものです。
(ということは、普段は低血糖を起こしていたということになります。)

今すぐできる低血糖対策

補食が一番取り入れやすいと思いますが、
何を食べるかが大事です。

オススメなのは、以下です。

お湯を注ぐだけ!簡単おいしい【ミネラルスープ】マグネシウム・カルシウム・鉄補給に。食べ過ぎ防止にも!

焼かずに作る「プロテインバー」で栄養チャージ〜市販のプロテイン・ナッツ・甘味料不使用で美味しく!

甘くておいしい「なつめ茶」〜なつめ1粒で薬膳茶!低気圧・低血糖・貧血対策に

ポイントは、

とにかくゆっくり食べたり飲んだりすること。

ゆっくりゆっくり、
15分おきに少ずつなど、
なれないうちはペースを掴むことに注力しましょう。

感覚だけでは難しければ、
フリースタイルリブレを使って血糖値管理の目安にするのもひとつです。

以下のどちらも必要。

こちらはずっと使えます。

こちらは14日間使えるものなので、
使い捨て。

何度か使いましたが、
自分の状態を把握するのにはとても良いです。
(厳密には、血糖値ではないので、参考に使うといいです。)

最後に

血糖値コントロールは、あくまで対処療法。

今、家の中のゴキブリは退治できても、
ただ、それだけなのです。

だから、目の前のゴキブリ退治をした後に、
ゴキブリの巣を見つけて、ちゃんと対処する必要があります。

でも、なにはともあれ、

「今、この部屋の安全を確保する」

というだけで、心が安らぎます。

その状態が、本来のあなたの状態ですから、
そうなってから、カウンセリングなりなんなり、
次のステップに進まれることをオススメします。